QUESTION
ANSWER
よくある質問
これまでに弊社サポートデスクにお問い合せいただきましたご相談内容を
Q&Aにまとめましたので、どうぞご活用ください。
キュービクルのBOXには、屋外用と屋内用があります。
ただ、最近は屋内専用の需要がほとんどなく、現在では屋内外どちらでも使える兼用タイプが標準になっています。
電力会社から供給される電圧は、現在ほとんどが6600Vです。
特別高圧で受電して、そこから分ける二次変電室の場合は3300Vの場合もあります。
周波数は日本では50Hzと60Hzの2種類があり、地域ごとに分かれています。
(詳しくは図をご覧ください。)

変圧器とは、電力会社や一次変電所などから供給される高電圧の電気を、3300V・440V(420V)・210V・210-105Vといった低い電圧に変える装置のことです。
動力用変圧器は、一次側の電圧が6600Vの場合が標準です。
ただし、3300Vの場合は標準外となるため、納期や価格が変わります。
二次側の電圧には3300V・440V(420V)・210Vがありますが、標準は210Vです。440V(420V)の場合は、中性線を引き出す3φ4Wタイプが標準になります。
電灯用変圧器は、二次側が210-105Vの単相三線式(1φ3W)が標準です。
内部には105Vの単相コイルが2つ入っており、今は単三専用(1φ3W)タイプが一般的です。
なお、1φ3Wと1φ2Wの両方で使えるタイプは標準には含まれません。
受電用高圧負荷開閉器(LBS)は、電力会社との責任分界点に設置する、短絡保護用のヒューズ付き開閉器です。この開閉器には、機能が異なる2種類があります。
トリップ機構付きのLBSは、高圧地絡継電器と零相変流器と組み合わせて使います。
高圧地絡継電器が作動すると、自動で回路を遮断(トリップ)します。
主に、電柱から直接ケーブルを引き込む場合に使用されます。
トリップ機構なしのLBSは、構内の第一柱に零相変流器を内蔵した気中負荷開閉器を取り付ける場合に使用されます。
進相コンデンサーは、力率を改善して電気料金を抑えるために取り付けます。
容量は、通常は動力用トランス容量の1/3程度が目安です。
図面に「DC内蔵」と表記されているのは放電コイルのことですが、最近は「DR(放電抵抗)」になっています。
電圧計は、その回路にどれだけの電圧がかかっているかを測る計器です。
PF・S形受電方式の場合は、低圧回路側に取り付けるのが一般的です。
電流計は、その回路にどれだけの電流が流れているかを測る機器です。
大きな電流を小さな電流に変換する電流変成器(CT)の二次側に取り付けます。
容量は、取り付けるトランスの定格容量に合わせて決まります。
以前は、電圧計・電流計ともに切換開閉器が別で取り付けられていましたが、最近では内蔵式が主流です。
配線用遮断器(MCCB)は、変圧器の保護や区分配電に使われる遮断器です。
短絡と過負荷の両方を防ぐことができ、定格電圧は600Vなので400V級の回路まで使用できます。
PF・S形で主に使われる代表的なものは図面でご確認ください。
なお、二次側の配線サイズが大きい場合などは、セット電流が100Aでもフレーム容量が一段上の250Aフレームになることがあります。この場合は特注扱いとなり、納期がかかるためご注意ください。
取引用変成器は、電力会社が需要家の電気使用量を正確に測るための機器です。(設置は電力会社が行います)
有効期間は15年で、定期的に交換されます。
※詳しくは「キュービクルの電力会社別指定事項」をご覧ください。
取引用積算電力計は、電力会社が電気の使用量を積算するためのメーターです。(こちらも電力会社支給品です)
※このスペースについても「キュービクルの電力会社別指定事項」をご確認ください。
避雷器は、落雷などで送電線に異常電圧が侵入したときに、その電圧をすばやく大地に逃がして機器を守る役割があります。
基本的には引き込み柱やキュービクル内に設置されます。
LBS受電の場合、図面によっては避雷器(LA)に断路器が付いていることもありますが、簡易受電(PF・S形)の場合は、JIS規格でLBSの二次側に直接接続しても問題ありません。
プライマリーカットアウト(PC)は、変圧器や進相コンデンサの一次側に取り付ける開閉器です。各相に通常1個ずつ取り付け、主に開閉操作や過負荷保護の役割を果たします。ただし、短絡保護機能はないので注意が必要です。
キュービクルの場合、必ず取り付けなければならないという規定はありません。
開閉を目的とする場合に取り付けます。ただし、次の条件があります。
・コンデンサに使う場合、50kVAを超える場合は高圧交流負荷開閉器を使用すること
・変圧器の場合、300kVAまではPCでOK
・300kVAを超える場合は負荷開閉器(LBS)などを使用すること
・PF・S形でコンデンサに使う場合、50kVAまでは銅線素通しでも大丈夫です。
漏電警報器は、消防法で取り付けが義務付けられている建物にキュービクルを設置する際に必要です。取り付ける数や位置に厳密な決まりはありませんが、低圧回路の二次側で地絡が発生したときに、確実に警報が出るようにしておくことが大切です。
保守や負荷の特性上必要であれば、MCCBごとに取り付けることも可能ですが、コストがかさむため、通常は回路数が少ない場合、各変圧器バンクで共通の1台を設置するのが一般的で、十分に機能を果たせます。
キュービクルは、通常は自然対流で十分に換気できる構造になっており、BOX内部の温度が規定値を超えないように設計されています(容量500kVA以下の場合)。
温度が問題なくても、より安全性を高めたい場合は換気扇を付けても問題ありません。
ただし、周囲環境が悪い場所では、外気を吸い込むことで逆に事故の原因になることもあるので、設置環境に合わせてご検討ください。
弊社では、防振(VI)仕様のキュービクルをご用意しています。
コストを抑えながら振動対策ができ、ご注文の際にご指定いただければ、どの汎用機種にも装着可能です。
そんなときは、弊社の省エネ・省スペース型キュービクル「コーナー形」がおすすめです。「コーナー形」なら、限られたスペースを有効活用でき、施工もカンタンで工事費の削減が可能です。
省エネ管理もでき、メンテナンスもスムーズに行えます。
キュービクル式高圧受電設備の保有距離については、高圧受電設備指針に沿った基準があります。詳しくは下図をご確認ください。
安全に保守できるスペースを必ず確保してください。

キュービクルは金属製の箱で接地されており、扉もハンドルキーで施錠されているので、通常はそのまま設置して問題ありません(周囲に3m以上の保有距離が取れる場合)。
ただし、道路に面していたり外部からの影響が考えられる場合は、自衛のために柵などで保護することをおすすめします。
また、幼稚園や学校、スーパーなど、子どもが触れやすい場所では、安全対策として柵を設けることを推奨します。
推奨キュービクルとは、(社)日本電気協会の推奨審査に合格したものをいいます。
これは、キュービクル式高圧受電設備の健全な普及と、自家用受電設備の安全確保、電力会社への事故波及防止に役立つことを目的としています。
非常電源専用認定キュービクルとは、消防法施行規則に基づくキュービクル式非常電源専用受電設備のうち、高圧で受電するものについて、(社)日本電気協会が定めた認定基準に適合していると認められたものです。